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京都 花の寺社 一覧

京都の町は街自体がパワースポットと言えます。
京都御苑


なぜなら、まず天皇が住むのにふさわしい立地を選び、力のある風水師が邪悪なものの侵入を防ぐために樹を植えたり、道路を造ったり、神社・お寺を建てたりして人工的にパワーを呼び込むように設計した街だからです。

典型的な例としては、北に山、東西に山脈、東に水、西に道、南に開けた土地。

京都はまさにその例とも言えます。


その中心に位置する京都御所はそうやってパワーを送り込まれているパワースポットであることは間違いありません。

京都御所は1331年から1869年の間、天皇の住まいとなっていたところ。 平安京のころは2kmほど西の方にありました。
京都御所、仙洞御所を囲む京都御苑はいまは公園ですが、明治2年までは大小200もの屋敷がたちならぶ公家町でした。
京都御苑の写真
京都御苑に訪れてみるとその広々とした空間の清々しさに驚きます。

週末にもなれば市民が大勢散歩したり、遊んだりして楽しんでいますが、敷地が広すぎるのでそれほどにぎやかにならず落ち着いた雰囲気です。
京都御苑
大文字も見えます。
また、御所の塀の一辺一辺が長いので次の角まで歩こうと思っても遠すぎてけっこう疲れます^^
足元はずっと砂利ですから、砂浜を歩くようなしんどさがあります。

歩きやすい靴で行きましょう。

京都御苑の梅

京都御苑の西側には梅林や桃林があり、桜の前に白やピンクの花を楽しむことができます。

もちろん、桜に比べて花の密度は低いのですが、香りも良いし、梅独特の可愛らしさが魅力的です。
京都御苑の梅林

白とピンクがいっしょになっている枝を探すのも楽しい!
京都御苑の梅林

京都御苑の梅林
梅の後は桃林が華やかになります。
お公家さんたちは鑑賞用&食用になる樹を多く植えていて、御苑の中には果物がたくさん生るのです。
夏みかん・桃・スモモ・梅・杏子などがあります。

京都御苑 交通アクセスなど

所在地京都府京都市上京区京都御苑
料金御苑自由
アクセス地下鉄烏丸線 今出川駅から徒歩5分
市バス 烏丸今出川から徒歩5分
駐車場大きな有料駐車場が2カ所あります。
普通車 3時間まで500円、以後1時間毎100円


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下御霊神社(しもごりょうじんじゃ)

京都御苑の南東の角から寺町通をちょっと下がったところに、非業の死をとげた人々の霊を鎮めるために建てられた神社があります。
下御霊神社です。
下御霊神社
桓武天皇の第三皇子であり、謀反の首謀者とされて川原寺に幽閉、のちに毒を飲んで死んだ伊予親王とその母の霊を鎮めるために、839年に創建されました。

本殿わきには大きな梅の木があり、濃いピンクの花が咲きます。
下御霊神社

とても色鮮やかです。(2011年3月15日撮影)
下御霊神社

狛犬が大笑いしているようで、見るたびに心がほぐれます。
下御霊神社
ワハハハ〜ッ!

近くの寺社 :革堂

下御霊神社

所在地 京都市中京区寺町通丸太町下る下御霊町
料金境内自由
時間6時〜20時
アクセス市バス「河原町丸太町」下車、西へ徒歩約5分。
駐車場なし


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法住寺(ほうじゅうじ)

三十三間堂の東側に道をはさんで建っている小さなお寺、法住寺さん。
竜王門の紅梅がとても濃い色です。
法住寺

法住寺

反対側には白梅。
法住寺

ご本尊の不動明王は「身代わりさん」として信仰を集めています。

木曽義仲が焼き討ちをしたときに後白河法皇を助けたといわれ、
あの大石内蔵助も討ち入り前に参拝したといいます。

わたしの祖母も法住寺は霊験あらたかだと言い、よくお参りにきていました。

平安時代には後白河法皇の院の御所として広大な敷地を持ち、三十三間堂も法住寺のお堂のひとつでした。

三十三間堂の仏様たちは法皇を極楽浄土へ送るため、法住寺を向いているそうです。
1000体の仏様のパワーの集約されたスポットがこの法住寺というわけです。
法住寺

枝垂れ梅も見頃でした。
向こうに見える朱塗りの建物は三十三間堂です。
法住寺

白梅と紅梅がいっしょに咲く梅も。
法住寺


近くの寺社 :養源院三十三間堂智積院

法住寺

所在地 京都市東山区三十三間堂廻り655
料金境内自由、大人500円
時間午前9時〜午後5時
アクセス博物館三十三間堂前または 東山七条 徒歩3〜4分
駐車場なし


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城南宮(じょうなんぐう)Jonan-gu Shrine

京都南ICを出るとすぐの城南宮は京都御所の裏鬼門を守る方除の神様です。
大きな無料駐車場もあり、クルマで参拝するのに最適なパワースポットです。
城南宮

芹川(唐渡)天満宮に紅白の梅。
城南宮

城南宮
撮影は2011年3月8日。
枝垂梅が見頃を迎えていました。
城南宮

神苑 源氏物語花の庭「春の山」の150本の枝垂梅が満開になるとそれは天国のような美しさ。
城南宮

城南宮

降って来るようです。
城南宮

室町の庭では紅梅と白梅が1本ずつ。
城南宮

同時にさまざまな種類の椿も見頃になります。
城南宮

城南宮

城南宮

大輪の蝦夷錦。
城南宮

城南宮のお庭は水がとても澄んでいます。
城南宮

鯉が色鮮やかで、まるで鯉のぼりです。
城南宮
2012年の城南宮の梅はこちら

城南宮

所在地 京都市伏見区中島鳥羽離宮町7
料金境内自由、神苑大人500円
時間神苑9:00〜16:30
アクセス市バス「城南宮東口」下車
駐車場広い無料駐車場があります。


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祐正寺(ゆうしょうじ)

祐正寺さんは町の中の小さなお寺です。
京都 祐正寺

祐正寺さんの縁結びは男性向け。
白い肌に紅色の衣をまとい青い袈裟をつけた祐正寺のご本尊、娶妻結地蔵(つまとりじぞう)。
このお地蔵さまにお願いすれば、素敵なお嫁さんがもらえるといわれています。
祐正寺

祐正寺
300円の縁結びのお守り良縁祈願をお望みの方は玄関を入って声をかけてくださいとのことです。

祐正寺の枝垂れ梅

たった1本ですが、3月上旬には枝垂れ梅が素晴らしい姿を見せてくれます。
祐正寺の梅

場所がわかりにくいからか、いつ行ってもあまり人には会いません。
祐正寺の梅

祐正寺の梅

これほどの梅は天神さんや城南宮にもないのではないでしょうか。
祐正寺の梅
素敵すぎです!(2011年3月8日撮影)

祐正寺

所在地京都市上京区下立売通七本松東入ル
料金拝観自由
アクセス市バス千本出水から徒歩すぐ
駐車場駐車場が4台分あります。通りは西側からの一方通行です。


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「丘は船岡」
と書いたのは清少納言。

大徳寺の南側にある小山、船岡山
平安京を造るときに基準点となった重要パワースポットです。
この山の真南に大極殿、そして朱雀大路がまっすぐ続いていました。
船岡山は平安時代には貴族の遊行地として栄えたそうです。

たかだか45mの標高の小山なのですが、北も南も西も見事な眺望です。
船岡山
(南側の眺望)
山のほとんどは公園として開放されています。

8月16日の五山の送り火には鳥居以外の5つの字が見えるスペシャルなスポットでもあります。
船岡山
(左大文字と船形)
船岡山
(妙と法)

船岡山の東南側の一部が建勲神社(たけいさおじんじゃ)です。
建勲神社
地元の人は「けんくんじんじゃ」と呼び、交差点やバス停の呼び名も同じです。
建勲神社
織田信長・信忠親子が祀られています。
古くは豊臣秀吉が信長公を祀った場所で、神社となったのは明治3年のこと。

織田家の紋の入った台座の狛犬はちょっとロボットのようなデザイン。
建勲神社狛犬
正面には右の大文字が見えます。
建勲神社

建勲神社の梅

ロボット狛犬の後ろに色鮮やかな梅が1本。(2011年3月19日)
建勲神社の梅


近くの寺社 :大徳寺・今宮神社

建勲神社

所在地 京都府京都市北区紫野北舟岡町49
料金境内自由
時間自由
アクセス市バス「建勲神社前」下車
駐車場参拝者用駐車スペースあり。(参道が細いので、麓のコインパーキングに停めるほうが無難かも。)


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梅宮大社(うめのみやたいしゃ)Umenomiya-taisha Shrine

子授け・安産の神様、酒造の神様として信仰の厚い梅宮大社

結婚すると一夜にして懐妊し、炎の中でも安産したという木花咲耶姫命の言い伝えから、 子授け・安産の信仰が生まれたといわれます。
嵯峨天皇の后、檀林皇后が梅宮大社の砂を産屋に敷きつめて、仁明天皇を安産したことも伝わっています。
梅宮大社

早咲きの梅を見てきました。(2011.2.18)
梅宮大社
全体にはまだまだですが、満開の種類もあって楽しめます。
とにかくふんわりと梅の花のいい香りに包まれます。
梅宮大社

神苑に入ります。
梅宮大社

梅宮大社
蝋梅も良い香り。
梅宮大社


梅模様の上品な安産と子授けのお守り。
梅宮大社

梅模様の縁結びのお守り。
梅宮大社

本殿の背後の高い樹の上にはサギが住んでいてにぎやか。
金管楽器系の声で啼いています。
梅宮大社


近くの寺社 :松尾大社

梅宮大社

所在地 京都市右京区梅津フケノ川町30
料金境内自由、神苑大人500円
時間9時〜17時
アクセス市バス「梅ノ宮神宮前」下車
駐車場参拝者用無料駐車場あり


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平等院(びょうどういん)Byodo-in Temple

京都宇治の世界遺産、平等院はたいへん美しいお寺です。

昭和26年に10円玉になった有名な景色。
平等院
国宝の鳳凰堂の中心にはこれも国宝の阿弥陀如来像。
阿弥陀さまの周りでは、52体の雲中供養菩薩像が雲に乗って音楽を奏でています。

4月から5月上旬にかけては藤が綺麗!
平等院 藤
平等院の藤 もっと見る

平等院は1052年に藤原頼通によって寺院となりましたが、それまでも200年ものあいだ貴族の別荘として使われていたそうです。

夕暮れに引き立つ屋根の上の鳳凰のシルエット。
平等院 夕暮れ
京都市内のお寺とは雰囲気がちょっと違って、どことなく奈良っぽい感じがします。

空が広いからでしょうか。

近くの寺社 :県神社

平等院 宿泊案内と交通アクセス

【宿泊案内】世界遺産平等院や宇治上神社など宇治観光をするなら、宿泊は花やしき浮舟園光流園静山荘がおすすめです。
どちらも有名スポットまで散歩圏内。宇治川に面していて、窓には四季折々の風光明媚な景色が広がり旅情満点!
所在地 京都府宇治市宇治蓮華116
料金大人600円
時間午前8:30〜午後5:30
アクセスJR奈良線で「宇治駅」下車、東へ徒歩10分。
京阪電鉄宇治線で「京阪宇治駅」下車、徒歩10分。
駐車場なし。門前にコインパーキングなど有り。


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北野天満宮(きたのてんまんぐう)Kitano-tenmangu Shrine

北野天満宮は受験のときだけお参りするところではありません。

梅や牛や天神さんの他にも味わい深いものがいろいろあります。
北野天満宮

もちろん縁結びのご利益も。
北野天満宮

たとえば、大黒様の灯籠をご存知でしょうか?

本殿の敷地に入る直前で右に曲がると、並ぶ石灯籠のひとつに大黒様がおられます。
北野天満宮

口だか鼻だかえくぼだかわかりませんが、穴が大きく広がってショッキングなお顔です。
北野天満宮

小石を拾って、この穴の中に置くことができれば願った恋愛は成就するとか、お金持ちになれるとか。

穴は多くの人のチャレンジによって削られて、スベスベになっており、傾斜もきつく、難度は高そうです。

地面を見れば、残念ながら失敗に終わった小石たちがパラパラと散らばっています。
北野天満宮

さて、チャレンジ開始。
北野天満宮

難しい・・・・。

ねばってみました。
北野天満宮

1月末の極寒の日でしたので、後ろで待つ人もおらず、こころゆくまでトライ。


15分経過・・・・


ついに成功です!
北野天満宮
幸せなお金持ち確定です!!

この灯籠は江戸時代に質屋の「大黒屋」さんが奉納したもの。 成功した小石は持ち帰って財布などに入れておくとよいそうです。


振り返れば、大黒様の向かいの灯籠の足元には聖母マリア様がおられます。(切支丹燈籠)
北野天満宮

細かいところに発見の多い奥深いスポット、北野天満宮です。

本殿参拝を忘れずに。
北野天満宮


さて、大黒さんの灯籠にずいぶんと時間をかけてしまいましたが、北野天満宮にはたくさんの摂社・末社があり、その中で縁結びや夫婦円満のご利益があるのは、「周枳社(すきしゃ)」だそうです。読み方がスキですからね。お互いがスキになるわけです。
御祭神は天稲倉宇気持命と豊宇気能媛。
本殿西側の長屋のようになった小さいお社群のひとつです。
探してみてください。密かにお詣りしましょう。
北野天満宮 縁結び周枳社


近くの寺社 :大将軍八神社・平野神社

北野天満宮

所在地 京都府京都市上京区馬喰町
料金境内自由
時間夏 5時〜18時
冬 5時半〜17時半
アクセス京都市バス「北野天満宮前」下車すぐ
駐車場大きな駐車場あり。1時間無料。(25日の縁日はNG)

25日は近隣のコインパーキングが大幅値上げするので注意しましょう!

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圓徳院(えんとくいん)Entoku-in Temple

圓徳院さんは東山の高台寺の塔頭のひとつ。
高台寺から、ねねの道を挟んだ向かい側にあります。
北政所ねねが豊臣秀吉の没後に余生をすごしたところです。
京都 圓徳院


ぜひ訪れたいのはお庭がビューティフルな秋。
京都 圓徳院

ライトアップも見逃せません。それに高台寺に比べてすいていますので、落ち着いて夜の紅葉を楽しめることが多いです。
圓徳院


圓徳院の三面大黒天

圓徳院の三面大黒天は大黒天、毘沙門天、弁財天の3つの顔を持った仏様で、豊臣秀吉の念持仏であったといわれています。
圓徳院の三面大黒天

秀吉に開運出世・勝負運・財運・良縁などあらゆるパワーをもたらしたすごい大黒様ということで、厚い信仰の的となっています。
逆に考えれば、一回拝めば三つの効き目がある三面大黒天を念持仏に選ぶような合理主義が、豊臣秀吉の大出世の理由ともいえます。

毎月3日は、この三面大黒天の縁日です。
(秀吉が大切にした黒い三面大黒天は通常非公開。「京の冬の旅」などでよく特別公開されています。)

圓徳院の三面大黒天はあなたも買うことができます。原寸大で精巧に再現したもので、圓徳院が開眼供養までを行った圓徳院公認の三面大黒天です。
大黒天+弁財天+毘沙門天で、財運・出世運から縁結びまで多角的に運を呼び込むことができるでしょう!
圓徳院の三面大黒天
》 》 三面大黒天を見てみる

近くの寺社 :高台寺

圓徳院

所在地 京都市東山区高台寺下河原町530
料金大人500円
時間午前10:00〜午後5:00受付終了(午後5:30閉門)
アクセス市バス「東山安井」下車、徒歩5分
駐車場高台寺有料駐車場を利用(割引あり)


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