勧修寺(かじゅうじ)Kaju-ji Temple
京都山科の
勧修寺は恋に効く「玉の輿伝説」のお寺。
宮道神社の記事でも書きましたが、ここにお屋敷のあった宮道氏の娘が宇多天皇の女御になるという「玉の輿」の運命を辿った史実にちなんで、良縁成就を祈願する人が訪れるようになりました。
美しい観音堂と氷室池は見応えがあります。
平安時代には毎年1月2日に氷室池に張った氷を宮中に献上してその厚さによって五穀豊穣を占ったと言われています。
この景色はJR東海のCM「そうだ京都行こう」シリーズのポスターにもなりました。
観音堂の中には真っ白なお顔の観音様が。
庭園はよく手入れされていますが、池の向こう側を歩くと、立ち入り禁止の崩れそうな橋や石積みがあり、それもまた観光地っぽくなくて風情を感じます。
5月〜8月は睡蓮が、11月はモミジがたいへん綺麗です。
縁結びのお参りなら、境内南側の
宮道神社にも参拝しましょう。
》 》 宮道神社
勧修寺の桜
山科の恋の寺「
勧修寺」は
桜の季節も素敵です。
(撮影 2011年4月11日,2014年4月1日ほか)
山門から見えるたくさんの桜にわくわく。
庭園は桜の園。
「いい春を残してくださって
ありがとうございます。
わたしたちも、美しい過去になれるといいけど」
2018年のそうだ 京都、行こう。のコピーです。
観音堂まわりもソメイヨシノが満開。
観音堂の裏も満開。
桜とともに馬酔木もたわわ。
氷室池越しに見る観音堂の桜が素晴らしいです。
『桜のあと、モネの描く「睡蓮(すいれん)」のようになるんです。』
こちらは2005年の「そうだ 京都、行こう。」のコピーですが、たしかにその通りになります!
少し遅れて参道の紅枝垂が咲きます。
勧修寺のかきつばたと睡蓮
5月半ば。
勧修寺の氷室池はかきつばたと睡蓮でいっぱいです。
境内は新緑で彩られ、
黄門様の雪見灯篭まわりの樹齢750年の偃柏槙(這柏槙)も青々と広がっています。
そして、氷室池は
極楽浄土状態!
池は生き物の楽園にもなっていて、
鯉や亀がすいすいと泳ぎ、
真ん中の島ではサギが「ベロベロベロ〜ン」と大声で啼いており、
大きなウシガエルが「ごが〜っ」とうなり、
とてもうるさい極楽浄土です・・・。
カワセミは見かけませんでした。
勧修寺の花菖蒲と半夏生
6月半ば。山科の
勧修寺さんの氷室池では花菖蒲が見頃。
久しぶりに雨が降ったので、閉門間際に出かけてみました。
雨に濡れるとカエデも苔も艶を増します。
夕方なので、睡蓮は全部閉じていますが、雨に濡れた花菖蒲と半夏生が綺麗です。
カキツバタの頃とはまた違う趣です。
ウシガエルの声がごえ〜ごえ〜と響いていましたが、16時を過ぎると静まりました。
カエルも営業時間を守っているよう。
紫陽花もだいぶん色づいています。
雨足はだんだんと強まります。
蓮の葉の上で水玉がぷるぷる動いています。
降る雨はじゃーじゃーと池に流れ込み、ぬかるみもひどくなります。
「大いに危険」が初めて少しだけ現実味を帯びました。
勧修寺の蓮
京都山科の「恋のお寺」
勧修寺さん。
氷室池にはたくさんの蓮や睡蓮がピンクの花を咲かせ、まさに極楽浄土です。
氷室池の蓮は花びらの多い八重の蓮ですね。
門前にもたくさんの蓮の鉢が並べられていて、ただでも蓮を楽しめます。
勧修寺の紅葉
京都山科の「玉の輿伝説」のお寺、
勧修寺は、蓮や睡蓮・杜若などが有名ですが、紅葉もなかなか素敵です。
本堂前のモミジ林や観音堂付近が見どころ。
さまざまな種類のカエデが植えられていて、どの葉っぱも少しずつ違い見飽きません。
庭園は東山連峰の南大日山を借景にしています。
京都市で観光客が集中する東福寺や嵐山・東山などに比べれば山科はゆったりしたもので、人ごみが苦手な方にはおすすめです。
ドウダンツツジも真っ赤。
近くの寺社 :
宮道神社
勧修寺 宿泊案内と交通アクセス
【宿泊案内】
勧修寺へは地下鉄東西線で行きやすい「京都山科 ホテル山楽」に泊まれば便利です。山科駅からすぐのところにあり、JR京都駅へはひと駅5分。
京都山科 ホテル山楽の予約状況を見てみる
所在地 | 京都市山科区勧修寺仁王堂町27-6 |
料金 | 400円 |
時間 | 9:00〜16:30 |
アクセス | 京阪バス勧修寺下車すぐ。 地下鉄東西線小野駅下車徒歩約5分。 |
駐車場 | 参拝者用無料駐車場有り |
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