夏越の祓いの「茅の輪くぐり」です。
1年をふたつに分ければ6月30日は大晦日のようなもの。しっかりと締めくくります。
左、右、左の順で輪をくぐって半年分の穢れを落とします。
そして、真夏に襲ってくる伝染病や熱中症やO157に負けないよう、無事過ごせるように祈願します。
茅の輪くぐりの置かれる神社は無数にありますので、ここではついでに良縁祈願もしていただけるように、縁結びのご利益のあるといわれる神社をいくつか回ってみました。
くぐるときはほとんどの人が笑顔です。なんだかほんわかする行事です。
まずは京都の縁結び神社ベスト3の茅の輪から。
地主神社
ちょうど境内はすいていて、女子たちは茅の輪よりも「恋占の石」のほうに夢中でした。茅の輪は完璧な円です!
サザエさんにも見えます。
貴船神社
茅の輪は本殿前に。野趣溢れる茅の輪です。野宮神社
黒木の鳥居に据えられた大きな茅の輪をくぐって野宮神社境内へ。両脇にスペースがないので、メビウスくぐりはしません。
6月21日に設置されるそうで、早めに行ってもくぐれます。
さらにしっかり厄を落としたい方は、社務所で人形(ひとかた)をいただき穢れを移して納めると炊き上げて厄を落としてもらえます。
平安神宮
海外からの団体さんがぞろぞろとくぐっておられました。平安神宮の茅の輪も早めに設置されます。
形は昔のテレビのブラウン管みたい。
岡崎神社
うさぎがいっぱいの岡崎神社の茅の輪は大きくてきれいな円。丸太町通りからすぐの鳥居に設置されます。
八坂神社
外国から来たみなさんも説明の図を見ながら、楽しそうに回っておられました。安井金毘羅宮
縁切り縁結びのいしに加えて茅の輪くぐり。みなさんくぐってばかりです!白山神社
白山神社の小さな境内にも茅の輪。上賀茂神社
世界遺産でくぐる!今宮神社
玉の輿の今宮神社の茅の輪。熊野神社
八咫烏の下でくぐる。新熊野神社
八咫烏の下でくぐる(その2)。新日吉神宮
新日吉神宮の大きな茅の輪。その先には神使いの狛猿や縁結びの大黒様。白峯神宮
ワールドカップは残念だったけどサッカーの神様の茅の輪をくぐる。伏見稲荷大社
伏見稲荷大社の茅の輪は神事が終わるまでは立ち入り禁止でした。6月30日15:30くらいに茅の輪くぐり解禁のようです。
車折神社
きくところによると車折神社の茅の輪は5月末に出現し、6月いっぱいくぐることができるそうです。6月の月末はちょっと忙しいという方は早めに車折神社にお詣りに行ってみては?
城南宮
城南宮の本殿前の茅の輪は6月30日まで。そして7月1日からは愛車専用のジャンボ茅の輪が登場!
どのくらい巨大かというと、京セラのビルの3倍くらいジャンボなのです。
護王神社
たくさんのイノシシに見守られながらくぐる!藤森神社
紫陽花は少し見頃を過ぎた模様でした。くぐる向きが反対ですよ〜。
籠神社
天橋立の北に鎮座するパワースポット籠神社の大きな茅の輪。6月の半ばにはもう設置されていました。大石神社
大石神社の茅の輪はちびっこサイズのかわいい茅の輪。大人はちょっとかがんで通り抜けます。
茅の輪が小さいぶん、枝垂桜の大きさが引き立っています。
岩屋神社
岩屋神社の神事は夜行われます。茅の輪は竹の輪に茅を巻いたものですが、神社によって少しずつ形状が違います。
草ボーボーなかんじのものや、しっかりくくりつけて綺麗な輪にしたもの、完全な円もあれば、大きくておだんごのように潰れたものなど。鳥居に直接くくりつけて作られるものも多いです。
いくつか見てみると面白いです。
あと、6月30日に水無月(みなづき)を食べれば完璧です!
我が家は今年は神楽岡の柏家宏之菓舗の水無月。
角の口当たりが丸くやさしくとってもおいしい。白も黒もおいしい。
昭和6年創業のお店です。
6月末以外の茅の輪くぐり
祇園祭 山伏山
山伏山の町会所では祇園祭宵山の期間中に茅の輪が置かれます。7月も半ばですが「1年の前半の汚れを払い、後半の幸せを願う」という茅の輪くぐりの意味合いは同じです。厄除、無病息災を願ってくぐります。
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