上賀茂神社(かみがもじんじゃ)Kamigamo-jinja Shrine
上賀茂神社は世界文化遺産。京都で最も古い神社のひとつです。縁結びの神社としても知られています。
古代を思わせるお社の数々に加え、広々とした芝生(馬場)がとても心地よく、いつも長居をしてしまいます。
休日に参拝すると結婚式をよく見ます。
上賀茂神社の
片岡社(かたおかのやしろ)はあの紫式部も度々お参りに来たと史実に書かれているお社。
片岡社のご祭神は賀茂玉依姫(かもたまよりひめ)。
縁結びの神様です。
新古今和歌集に、
紫式部がこの片岡社で自らの
恋の成就を祈った歌が残されています。
1000年も前から
良縁成就のお社として、多くの人がお参りに来るスポットだったのです。
縁結びの絵馬は500円です。
上から貼るシールがついていますので、願い事はプライバシーを気にせず具体的に書いても大丈夫!
とても可愛らしいので吊らずに持って帰るのもOKです。
葵の形の絵馬はハートにも見えます。
結婚式の際にも片岡社にはお詣りします。
紫式部のうたはこちら。
ほととぎす 声まつほどは 片岡の
もりのしづくに 立ちやぬれまし
(新古今和歌集:第三巻 夏歌)
9月の萩も風情があります。
上賀茂神社の雪景色
初詣の上賀茂神社は雪の中。京都盆地の北のほうなので、だいぶん雪が深いです。
たくさんの参拝客が歩く参道も真っ白。雪国の神社みたい。
お正月ですが、白馬は出ていませんでした。
サクサクと柔らかな雪を踏み、二の鳥居まで進んできました。
細殿前の立砂に雪が積もって、先っぽのシュッとした松葉も埋もれて見えません。
朱の楼門は雪の中でいつもより鮮やかに見えます。
大きな矢は雪の重みで折れそうになっていました。
紫式部が何度も訪れたという縁結びの片岡社。
くわしくはこちら
御所桜はまたたくさんの花を咲かせてくれることでしょう。
上賀茂神社の桜
上賀茂神社にはいくつもの立派な
枝垂桜があります。
訪れたときには遅咲きの
紅枝垂の「
斎王桜」と「
みあれ桜」が見頃でした。
鳥居の向こうに見える大きな「斎王桜」
巨大なピンクの固まりです。
となりの白い枝垂桜「
御所桜」はもう完全に葉桜になっています。
授与所横の「みあれ桜」も有名。
「春のない国には、わたし、住めないかも。」のコピーで「
そうだ 京都、行こう。」のポスターにも登場しました。
楼門前には八重桜の「賀茂桜」。
他にも「風流桜」「むちうちの桜」「馬出しの桜」「御幸桜」「蜂須賀桜」などの名木があります。
さて、約1年が過ぎました。
上賀茂神社の白い枝垂桜「御所桜」の写真を追加します。
たいへんワイルドでエネルギッシュな咲きっぷりです。
(2012年4月12日)
青空の下、凛とした姿で咲き誇る上賀茂神社の斎王桜。
大きな大きな紅枝垂桜です。
結婚記念の写真を撮るにも最高!
みあれ桜の向こうに見えるのは、高倉殿か。
楼門の加茂桜も満開。
世界遺産であるゆえか、やはり海外からの観光客の割合が高いですね。
観光バスもどんどんとやってきます。
上賀茂神社の萩
京都の世界遺産、
上賀茂神社の9月。
楢の小川のほとりには萩が咲きます。
多くはありませんが、建物や橋殿とマッチして良い雰囲気をかもしだしています。
この日も結婚式が行われていました。
末社の橋本神社のかたわらには色とりどりの「願い筒」がぶらさがっていて綺麗です。
筒の中には願い事を書いた願紙を納めます。
上賀茂神社の紅葉
上賀茂神社にはカエデや落葉樹がたくさんあり、秋の景色は格別です。
ならの小川にさしかかるカエデが天の川のよう。
ならの小川のまわりは背の高いカエデの森となっていて、淡い色合いが入り混じって美しいです。
こどもの極上お散歩コース。
光が差すと幻想的!
(2011年12月6日撮影)
上賀茂神社 宿泊案内と交通アクセス
上賀茂神社に訪れるなら宿泊は
ザ・プリンス京都宝ヶ池がよいでしょう。
徒歩圏内ではありませんが、クルマを使えばすぐ。
洛中の喧騒を抜けて、森の中のホテルで、とっておきの癒しの空間をゆったり楽しみましょう。
ホテルへは京都駅から地下鉄で20分。
所在地 | 京都市北区上賀茂本山339 |
時間 | 10時~16時(土・日・祝日は16時30分まで) |
料金 | 境内自由(本殿・権殿参拝は500円) |
アクセス | 市バス上賀茂御薗橋下車すぐ
市バス・京都バス上賀茂神社前下車すぐ |
駐車場 | 有料駐車場170台(30分無料、のち30分毎に100円)広くて停めやすい駐車場です。 |
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