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2月の京都 一覧

壬生寺(みぶでら)

壬生寺の節分会は有名です。
壬生寺は京都の裏鬼門に位置するため、900年に渡って悪鬼を祓う行事が行われてきたそうです。
境内は大勢の参詣者であふれ、本堂前まで屋台がひしめくように並びます。
壬生寺の節分

狂言堂では壬生狂言「節分」が1日8回演じられ、無料で鑑賞することができます。
(人数制限があるので、入場待ちの人の長ーい行列ができます。)

本堂。
壬生寺の節分

千体仏塔が異国情緒を漂わせています。
壬生寺の節分

炮烙(ほうらく)を買って、性別と年齢を墨書きして奉納します。
これを狂言のときに投げ下ろし割ってもらうことで、厄を落とすのです。
壬生寺の節分


近くの寺社 :武信稲荷神社

壬生寺 交通アクセス

所在地京都市中京区坊城仏光寺北入ル
料金境内自由(壬生塚100円、資料室200円)
時間8:00〜17:00
アクセス阪急電車「大宮」、嵐電「四条大宮」下車
市バス「壬生寺道」下車
駐車場なし(節分には周囲に交通規制)


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平安神宮(へいあんじんぐう)Heian-jingu Shrine

節分の日、京都はお天気。
平安神宮では「大儺之儀」が行なわれました。
平安神宮

これは平安時代に宮中で行われていた「追儺式」の再現で、衣裳や道具、作法まで綿密に時代考証され復元されたものだそうです。
平安神宮

方相氏(ほうそうし)登場!
目が4つ。まゆげも4本でへの字口。鉾と盾を持っています。
平安神宮

大極殿前の斎場で一連の儀式を執り行った後、 方相氏を先頭に「おにやろ〜う(鬼やらう)」と何度もくり返しながら、斎場の中をぐるぐる回ります。
それから行列は注連縄の区域から出て、スタスタと南へ進みます。

遠くに大文字が見えます。
平安神宮

一行は応天門から南に向かって立ち、 上卿が桃の木の弓で葦の矢を放ちます。
平安神宮

最後に方相氏が鉾と盾をバコッと鳴らして、「おにやろーう」と3回。これでお祓いの儀式は終わりです。
平安神宮

それにしても異国の儀式のようで、平安時代というのは遠き時代だったのだなあと感じます。

そういえば平安時代には母は「ハハ」でなく「ファファ」だったそうで、いろんなことがわたしたちの想像とは違う世界だったのでしょう。

近くの寺社 :岡崎神社須賀神社・金戒光明寺

平安神宮 交通アクセス

所在地京都市左京区岡崎西天王町
料金境内自由 神苑600円
時間6時〜18時(季節により変わります)
アクセス市バス「京都会館・美術館前」下車すぐ。
地下鉄東西線「東山」徒歩10分
駐車場市営岡崎公園地下駐車場(500台・普通車1時間500円)が便利


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岩倉など京都市の北の方へ来ると景色の中の比叡山の存在感がぐっと増します。
高い建物がないこと、朝には比叡山から陽が昇ってくること、真西から見る比叡山の形が良いことなどがその理由でしょうか。

比叡山を借景に取り入れているお庭は多いですが、最も有名な借景庭園は圓通寺の枯山水庭園でしょう。
圓通寺

シンプルで雄大なその景色。
生垣はツツジ、サザンカなどの混ぜ垣だそうです。
圓通寺

圓通寺と比叡山の間は岩倉の市街地なので、宅地開発が進み、家が建つと生け垣の上にニョキッと見えてしまいます。
実際お庭を見ていると、終始ショベルカーの働く音が聞こえ、オレンジのボディーがチラチラと見えていました。
圓通寺側の長年の働きかけで、ある程度の規制には成功したそうで、高層ビルが建つことはないようですが。
圓通寺

8人ほどがお庭を眺めていましたが、みなさん景色になったかのように黙って長いあいだじっとしています。

遠い重機の音以外は風と鳥と虫の音だけ。
圓通寺
美しいところです。

圓通寺の紅葉

圓通寺さんの枯山水庭園は比叡山を借景とする美しい庭園。
圓通寺

向かって左手には数本のカエデが植えられており、紅葉の季節には殊更美しい景色となります。
圓通寺

誰もが無言で眺める景色。
畳の上は寒いですが、一番景色の良い位置にはホットカーペットが敷かれていて、長居もできます。
(ひとが多いときは譲り合ってくださいね)
圓通寺

圓通寺の雪景色

圓通寺さんの雪のお庭を見ました。
圓通寺の雪景色

真っ白なお庭を見るのは初めてでした。
圓通寺の雪景色

予想通り、借景の比叡山はどこにあるやら。
(最後の写真と比較すれば、比叡山の位置がわかります。)
圓通寺の雪景色
でも静寂の中、雪の降る枯山水を見る。それだけでいいのです。(温かなホットカーペットの上で)
圓通寺の雪景色

蝋梅にも雪。
圓通寺の雪景色


近くの寺社 :妙満寺

大悲山圓通寺 宿泊案内と交通アクセス

圓通寺を訪れるなら、ザ・プリンス京都宝ヶ池(旧 グランドプリンスホテル京都)宿泊がおすすめ。
歩くとすこしかかりますが、クルマを使えばすぐ。
洛中の喧騒を抜けて、森の中のとっておきの癒しの空間でゆったり。
ホテルへは京都駅から地下鉄で20分。
所在地 京都市左京区岩倉幡枝町389
料金大人500円
時間10:00〜16:30(12月から3月は〜16:00)
アクセス市バス「深泥ヶ池」下車、徒歩15分
京都バス「圓通寺道」下車、徒歩10分
駐車場無料駐車場あり


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「丘は船岡」
と書いたのは清少納言。

大徳寺の南側にある小山、船岡山
平安京を造るときに基準点となった重要パワースポットです。
この山の真南に大極殿、そして朱雀大路がまっすぐ続いていました。
船岡山は平安時代には貴族の遊行地として栄えたそうです。

たかだか45mの標高の小山なのですが、北も南も西も見事な眺望です。
船岡山
(南側の眺望)
山のほとんどは公園として開放されています。

8月16日の五山の送り火には鳥居以外の5つの字が見えるスペシャルなスポットでもあります。
船岡山
(左大文字と船形)
船岡山
(妙と法)

船岡山の東南側の一部が建勲神社(たけいさおじんじゃ)です。
建勲神社
地元の人は「けんくんじんじゃ」と呼び、交差点やバス停の呼び名も同じです。
建勲神社
織田信長・信忠親子が祀られています。
古くは豊臣秀吉が信長公を祀った場所で、神社となったのは明治3年のこと。

織田家の紋の入った台座の狛犬はちょっとロボットのようなデザイン。
建勲神社狛犬
正面には右の大文字が見えます。
建勲神社

建勲神社の梅

ロボット狛犬の後ろに色鮮やかな梅が1本。(2011年3月19日)
建勲神社の梅


近くの寺社 :大徳寺・今宮神社

建勲神社

所在地 京都府京都市北区紫野北舟岡町49
料金境内自由
時間自由
アクセス市バス「建勲神社前」下車
駐車場参拝者用駐車スペースあり。(参道が細いので、麓のコインパーキングに停めるほうが無難かも。)


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梅宮大社(うめのみやたいしゃ)Umenomiya-taisha Shrine

子授け・安産の神様、酒造の神様として信仰の厚い梅宮大社

結婚すると一夜にして懐妊し、炎の中でも安産したという木花咲耶姫命の言い伝えから、 子授け・安産の信仰が生まれたといわれます。
嵯峨天皇の后、檀林皇后が梅宮大社の砂を産屋に敷きつめて、仁明天皇を安産したことも伝わっています。
梅宮大社

早咲きの梅を見てきました。(2011.2.18)
梅宮大社
全体にはまだまだですが、満開の種類もあって楽しめます。
とにかくふんわりと梅の花のいい香りに包まれます。
梅宮大社

神苑に入ります。
梅宮大社

梅宮大社
蝋梅も良い香り。
梅宮大社


梅模様の上品な安産と子授けのお守り。
梅宮大社

梅模様の縁結びのお守り。
梅宮大社

本殿の背後の高い樹の上にはサギが住んでいてにぎやか。
金管楽器系の声で啼いています。
梅宮大社


近くの寺社 :松尾大社

梅宮大社

所在地 京都市右京区梅津フケノ川町30
料金境内自由、神苑大人500円
時間9時〜17時
アクセス市バス「梅ノ宮神宮前」下車
駐車場参拝者用無料駐車場あり


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