濡髪大明神(ぬれがみだいみょうじん)

知恩院の境内にある濡髪大明神縁結び祈願の隠れスポット。 縁結びの穴場と紹介されることも。
濡髪大明神
元々は住職の霊厳上人が白狐のために建てた祠ということで、火よけの神さまとされていました。 社殿の後ろ側には、狐が出入りできるほどの小さな穴が開けられています。
言い伝えの内容は次のような話。
寛永の大火のおり御影堂が焼失。御影堂再建に尽力した霊巌上人の枕元に濡れ姿でしくしくと泣く童子が現れた。御影堂ができたためにすみかを追われた白狐だと悟った霊巌上人は、代わりのねぐらとして濡神大明神を建ててやった。喜んだキツネは「知恩院を火災から守る」と約束し、傘を置いていった。それがいまも知恩院にある傘で「知恩院の七不思議」の一つ。(京都新聞より)

でも後に狐とは関係なく、 「濡髪」という言葉が男女の情事と結びつけられ、やがて縁結び祈願の祠となったそうです。

祇園の舞妓さんや芸妓さん、水商売の人々も参りに来ます。誰も来ない場所だからお詣りしても目立たないのです。

この濡髪大明神、知らないとたどり着くのに苦労するかもしれません。 というのも、知恩院は巨大なお寺で山門を入ってから石段を長い距離登らなければなりません。
知恩院の石段
(山門も石段も大きいです)
知恩院
(どんどん登ってきて・・・さらに登っていきます・・・)
知恩院の墓地
(御廟の門をくぐって、その奥に墓地があります。墓地の向こうのほうに小さく鳥居が見え隠れ。)

濡髪大明神は広大な墓地の一番奥にあり、墓地の入り口からはその存在がほとんど見えません。
わからなくなったら早めにお寺の方に聞きましょう。

手前には千姫の大きなお墓があります。
濡髪大明神


近くの寺社 :八坂神社・青蓮院門跡・将軍塚

濡髪大明神

所在地京都市東山区林下町400 知恩院内
料金拝観無料
時間3月~11月 9:00~16:30
12月~2月 9:00~16:00
アクセス市バス206系統 知恩院前下車 徒歩15分


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