野宮神社(ののみやじんじゃ)Nonomiya-jinja Shrine
縁結びで知られる野宮神社は京都嵯峨野の由緒ある神社です。
小さな神社ですが、世界遺産の天龍寺や有名な竹林から近いこともあり観光客が多く訪れます。
源氏物語にも書かれていますし、山村美紗サスペンスにも度々出てきます。
鳥居はクヌギの木の皮がついたままの「黒木の鳥居」で、古代の鳥居の形式を残しています。
本殿左側の野宮大黒天は縁結びの神様として有名です。
大黒天にお参りし、その横の「お亀石」をさすれば願いが叶うと言われています。
お亀石の縁結びの効果は高いともっぱらのうわさ。
夏だったので黒いお亀石は熱々でした!
秋の野宮神社。何度か行きましたが紅葉はそれほど綺麗なわけではありません。
野宮神社は、縁結びだけでなく子宝安産の御利益も。
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可愛らしい縁結びお守りや縁結びの絵馬も買うことができます。
源氏物語「賢木の巻」に書かれた野宮神社は、光源氏と六条御息所の別れの舞台となっています。
六条御息所は光源氏を激しく愛するがゆえに、生霊となって光源氏が愛した他の女たちを次々と呪い殺していきます。
一方で自分の生き霊が一人歩きしていくことに苦しんだ御息所は、娘のいる野宮神社に移り、斎宮として伊勢神宮に下向する娘について京都を離れる決意をします。
その直前の晩秋の夜、寂しい嵯峨野を分け入って光源氏が野宮神社の六条御息所を訪ねる・・・ という話。
そんな別れの舞台でありながら、恋愛成就のメッカとなっているのはなぜでしょうか。
六条御息所の強烈に人を愛するパワーにあやかりたいという思いがあるのでしょうか。
野宮神社 夏越の祓いの茅の輪くぐり
6月末にはその野宮神社の黒木の鳥居に茅の輪が取り付けられます。梅雨の曇り空の下、参拝者が茅の輪をくぐってお詣りをしていました。
ときにちらほらと。
ときにゾロゾロと。
境内はたくさんの木に囲まれて薄暗く、見上げる青もみじだけが引き立てられているよう。
奥の絨毯苔も水分をたっぷり吸って、いきいきとしていました。
野宮神社の雪景色
嵯峨野の竹林を抜けると、その先には縁結びで有名な野宮神社があります。絨毯のような苔も雪の下です。
見上げれば雪の乗った枝が綺麗です。
こんな日にもお参りの人はちらほらと訪れていました。
野宮神社 交通アクセス
所在地 | 京都府京都市右京区嵯峨野宮町1 |
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時間 | 午前9時~午後5時 |
料金 | 境内自由 |
アクセス | 京福電鉄嵐山本線「嵐山駅」下車、徒歩約10分 |
駐車場 | なし |
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