京都で縁結びの祈願をするのにもっとも困難なお宮はここかもしれません。
世界遺産醍醐寺の境内ですが、上醍醐と呼ばれる山の上に鎮座するお社。
白山大権現という社です。

ここにお詣りするためには下醍醐を抜けてから山道に入り、2キロ以上の登り坂を歩く必要があります。
山歩きに不慣れな人にとっては難度が高めです。くわしくはこちら
上醍醐

目指すのは如意輪堂と開山堂のあいだに建つ小さなお社。上醍醐でももっとも高い場所に位置します。
上醍醐の如意輪堂と白山権現

縁結び白山大権現。
白山権現は山岳信仰の神仏習合の神で、全国に祀られています。祭神は白山比咩神または菊理媛尊(くくりひめのみこと)。 菊理媛尊が、ケンカするイザナギとイザナミをさらっと仲裁した話があり、人と人の縁をくくるとして縁結びの神様として知られています。
上醍醐の白山大権現

たどりついた人に天女(くくりひめ?)がほほえみます。
これほどの困難を乗り越えて縁結び祈願をしたなら、神様はきっとその心意気を買ってくださることでしょう。
上醍醐の白山大権現


縁結び祈願を済ませたなら、後ろを振り返ってください。
晴れた日には大阪のビル群やアベノハルカスまでくっきりと見渡せる素敵な眺望が広がります。
苦労してお詣りしたご褒美です。
上醍醐からの眺望


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