2015年5月の記事一覧

東福寺(とうふくじ)Tofuku-ji Temple

紅葉シーズンは大混雑の東福寺さんも6月はすいていて、ゆっくりと散策を楽しむことができます。
東福寺のあおもみじ

通天橋もときどき人が通るだけ。
東福寺 通天橋

ただひたすら青もみじ。秋にはここが人でいっぱい。
東福寺 青もみじ

臥雲橋から見た通天橋ともみじの海。
東福寺のあおもみじ

東福寺にはあじさいがたくさんあるわけではありませんが、ところどころでアクセントになって素敵な景色を演出しています。
東福寺の紫陽花

東福寺の紫陽花

法堂東側の花菖蒲も色とりどり。
東福寺 花菖蒲

東福寺の紅葉はこちら。

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京都の風景の象徴的なランドマークといえば、五重塔ですね。
東寺

京都タワーも目立ちますが、五重塔に比べればここ最近できたものという印象は否めません。

さて、京都市の五重塔はぜんぶで4つ。
その気になれば、一日で巡ることも難しくはありません。
観光タクシーを予約して頼めば喜んでスイスイと案内してもらえることでしょう。
自転車だと超健脚向きか。
電車&市バスとなるとあまり効率の良い順路がありません。1200円の一日観光乗車券を買って、地図を開いて検討してみてください。

東寺の五重塔

まずは京都駅から徒歩でも行ける東寺(教王護国寺)の五重塔
東寺の枝垂桜 五重塔

高さ55メートル。1644年に徳川家光が再建したもの。日本一の高さの木造タワーです。国宝。
近くで見るとやはりその大きさが実感できます。
東寺 五重塔


仁和寺の五重塔

御室の桜で有名な仁和寺の五重塔。
仁和寺の御室桜 五重塔
高さ36メートル。1644年に建てられました。重要文化財。
御室の桜越しに見る景色がなんとも優美です。
桜のシーズン以外は無料ですぐ近くで見ることができます。江戸の五重塔なので時代劇にもよく登場します。太秦も近いのでロケしやすいというのもその理由。
仁和寺の五重塔


醍醐寺の五重塔

豊臣秀吉公の醍醐の桜で有名な醍醐寺の五重塔。
醍醐寺の五重塔

高さは38メートル。951年に建てられたものがそのまま現存しています。応仁の乱でも焼けず、豊臣秀吉が補修したという記録も。国宝。
醍醐寺の五重塔


ここまではすべて世界遺産に登録されています。

法観寺の五重塔

清水界隈を歩くと何度も目にする法観寺の五重塔「八坂の塔」
八坂の塔

高さは46メートル。1440年に足利義教が再建したもの。重要文化財。
お寺は飛鳥時代創建。
八坂の塔

八坂の塔の雪景色


続きましては、京都市を出て京都府下の五重塔をご紹介します。

海住山寺の五重塔

瓶原、海住山寺のコンパクトで美しい五重塔。高さ18メートル。1214年に建てられたもの。国宝。
海住山寺の五重塔

海住山寺の五重塔


成相寺の五重塔

成相寺は704年創建の古刹ですが、成相寺の五重塔は古いものではありません。
1998年完成。高さ33メートル。
成相寺の五重塔 紅葉

成相寺の五重塔


京都の焼失した五重塔・七重塔・九重塔

続きましては残念ながら焼失した五重塔。

本圀寺の五重塔

本圀寺五重塔は、天明の大火で焼失し再建されず。
お寺自体もいまは山科のひっそりした山の中へ移転しています。五重塔のあった場所は西本願寺の駐車場のあたり。

相国寺の七重塔

相国寺の七重塔は、室町時代1399年に足利義満が建てた高さ106メートルの塔。 応仁の乱で焼失し再建されず。
御所の鬼門にあたる位置に建っていて、塔之段町という町名がいまも残っています。幸神社のあたりです。

西寺の五重塔

西寺の五重塔は、1233年焼失し再建されず。西寺は東寺と同規模のお寺で、平安京とともに栄えましたが何度も焼失し、鎌倉時代には廃寺となりました。 いまは唐橋西寺公園となっています。西寺跡
西寺


法住寺殿の五重塔

後白河法皇が造った法住寺殿は東山七条に広大な敷地を持ち、その中に蓮華王院がありました。
蓮華王院は三十三間堂と五重塔がありましたが、いま残るのは三十三間堂のみです。

妙顕寺の五重塔

1788年、天明の大火により焼失。

笠置寺の十三重塔

巨大な弥勒磨崖仏のそばには十三重塔が建っていました。
笠置寺


法勝寺の九重塔

法勝寺の八角九重塔は高さ80メートル。いまの京都市動物園にありました。
法勝寺の西側にも大寺院が立ち並び、五重塔は8つあったそうです!すべて応仁の乱までに焼失し再建されず。
写真はこのあいだの連休にちょっと平安時代まで行って撮ってきました。
法勝寺の九重塔




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退蔵院(たいぞういん)Taizoin Temple

藤のころの退蔵院

5月の妙心寺退蔵院さんへ。
そうだ京都行こうのポスターになった枝垂桜が葉桜になって迎えてくれます。
左側が陽の庭で、右側が陰の庭。
妙心寺退蔵院

桜に加え、カエデの新緑も爽やか。
妙心寺退蔵院
ちょっとトロピカルな感じな余香苑(よこうえん)へ。東屋が南国の建物に見えて、ツツジはハイビスカスに見えてきます。5月にしては暑いので。
妙心寺退蔵院

ひょうたん池のほとりの藤棚は良い日陰です。
妙心寺退蔵院

藤は今年は良い花付きだそうです。
妙心寺退蔵院

妙心寺退蔵院

藤の花咲く5月初頭には牡丹・霧島ツツジ・平戸ツツジ・テッセンなどが咲いています。
妙心寺退蔵院

妙心寺退蔵院

妙心寺退蔵院


近くの寺社 :法金剛院

妙心寺退蔵院 交通アクセスなど

所在地 京都府京都市右京区花園妙心寺町35
料金大人500円
時間午前9時〜午後5時
アクセスJR「花園」下車 徒歩5分
市バス「妙心寺北門前」「妙心寺前」下車、徒歩5分
駐車場無料駐車場あり


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京都の夏の風物詩「鴨川納涼床」は、5月1日に始まり、9月30日に終わります。通称は「ゆか」。川床と呼ぶこともありますが、川床といえば貴船や高雄のイメージです。
鴨川に平行して流れる細いほうの川、禊川に特設のお座敷空間が造られ、川から吹く風に涼みながらお料理をいただきます。
鴨川の二条大橋から五条大橋のあいだに100店舗。
鴨川納涼床

お昼のランチの営業は5月と9月だけ。年に2ヶ月だけのスペシャルな期間になります。
とはいっても6月にもなればかなり暑いので、お昼は涼しくありませんからね。

レストランは京料理や和食だけではなく、中華料理、韓国宮廷料理、イタリアン、フレンチ、タイ料理、焼き肉、居酒屋、カフェ、バーなどもあります。
鴨川のゆか 竹島
(写真は割烹竹島さんのお料理)

値段は6000円から20000円くらいのお店が多く席料もかかります。予約は必須です。
中には低価格なお店もありますので、事前にチェックしておきましょう。
食べログの鴨川納涼床ランキングやランキングシェアの鴨川納涼床ランキングも参考になります。
ちなみにランキングシェアでは、「割烹竹島一期」「京料理眺河先斗町」「割烹露湖」「うしのほね本店」「京料理 さつき 」「天下一品 味がさね」「先斗町 花柳」「アモーレ 木屋町」「韓国料理 こみょん」「京料理 卯柳 先斗町 花」となっています。
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スタバのゆかは通常のスタバと同じ。

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志明院(しみょういん)Shimyo-in Temple

志明院さんは雲ヶ畑の山奥にあります。
宮崎駿監督の「もののけ姫」の発想の元になったり、司馬遼太郎さんが怪異体験を書いていたりとその名はよく知られていますが、実際に行くのはけっこうたいへんです。
志明院

志明院までの道は舗装されていますが、離合できない細いところもあり少し不安。悪路というほどではありませんが。
志明院


駐車場から階段を登って山門に出ると、大きな椿と大きなしゃくなげがあります。
志明院

山門前の景色を見るだけでも来たかいはあります。
志明院

山門をくぐり、石段を上がれば、歌舞伎十八番「雷神不動北山桜」の舞台として知られる「鳴滝」や、崖に張り付いて清水の舞台のように作られた根本中院などがあります。
岩の奥(神降窟)の暗〜いところに湧き出た水が溜まっており、飲むことができます。(現在も飲めるかどうかは未確認)
鴨川の水源でパワーチャージ。

参拝者が歩けるのは20分ほどのコース。
まだまだ先があるそうですが、それは修行する方たちのみが入っていける道です。

志明院が書かれている書籍。
司馬遼太郎「雲ヶ畑という妖怪部落」「石楠花妖話」
山本素石「志明院の怪」
長坂秀佳「彼岸花」
司馬遼太郎が考えたこと〈1〉エッセイ1953.10~1961.10 (新潮文庫) 山釣り・山本素石傑作集 彼岸花 (角川ホラー文庫)


志明院 交通アクセス

所在地 京都市北区雲ケ畑出谷町261
料金大人300円
時間7:00~17:00
アクセス京都バス「岩屋橋」下車 徒歩約20分(本数少ない)
駐車場道は狭いが、駐車スペースは広いので安心。無料。
備考環境保全のため、山門からは手ぶらで入ります。


こちらは別の年の山門。石楠花の花数は年によって大きく変わるそうです。
花数は少ないですが、快晴で山の空気が清々しい日でした。
志明院


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