武信稲荷神社(たけのぶいなりじんじゃ)Takenobuinari-jinja Shrine

武信稲荷神社
武信稲荷神社は大通りからすぐ近くなのですが、ちょっと奥まったところにあって、 そこだけがふわっと昔に戻ったようなそんな雰囲気。
平安時代からある古い神社です。

いつくもの小さなお社がある中で異彩を放っているのが巨大な榎の樹。
武信稲荷神社のエノキ
京都市天然記念物にも指定されているその榎は23メートル、胸高幹周り4メートル。 幹は苔むして緑。枝はわさわさと四方に広がっています。

樹齢は850年、平安時代末期、平重盛が厳島神社から苗木を 移したと伝えられています。

榎(えのき)は縁の木(えんのき)ということで、傍らの「宮姫社」とともに縁結び恋愛の神様として知られてきました。

この榎は坂本龍馬おりょう縁結びの木としても有名です。

ふたりは何度もこの神社に訪れていました。

京の町で命を狙われて身を隠し、おりょうと離れ離れになった龍馬が自分がまだ京にいることをおりょうに知らせるためにこの木の幹に『龍』の字を彫ったそうです。

その『龍』の字を見つけたおかげで再び会うことができたという逸話。

素敵なはなしですね。

木の幹は苔むしてもちろん『龍』の字はもうありません。
武信稲荷神社
龍馬とおりょうのセンスのいい絵馬がいっぱい。


近くの寺社 :神泉苑

武信稲荷神社

所在地京都府京都市中京区今新在家西町38
料金境内自由
アクセス阪急電車京都線・大宮駅で下車し北に徒歩約5分
駐車場なし


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