恋志谷神社(こいしだにじんじゃ)Koishidani-jinja Shrine
恋志谷神社は京都府南山城村。すこし行くともう三重県の伊賀市です。小さな境内には天満宮など十三社が合祀されています。
一番左側が恋志谷さん。
恋愛成就・子授け・安産の御利益があるといわれます。
鎌倉時代の末期、後醍醐天皇は倒幕計画が漏れ、京都を脱出して笠置山に籠って戦います。
そのとき伊勢で病気の療養中だった寵妃・恋志谷姫は笠置山へ駆けつけましたが、そのときには後醍醐天皇はすでに笠置をあとにしていて、会うことはできませんでした。
姫は悲しみと疲れから病気を再発し、そのまま亡くなります。
「恋いこがれて病に苦しむような辛さを味わうのは自分一人で十分。
死後は後世の人の病苦厄難を取り払う守り神になろう」と言い残したそうです。
後醍醐天皇は捕らえられ、隠岐島に流されました。
姫が最期まで「恋しい」と言っていたことから、姫を祀った祠が「恋志谷さん」と呼ばれるようになったともいわれています。
恋志谷神社のとなりに天満宮など5つのお社が並んでいます。
恋志谷神社の参道でもある恋路橋は潜没橋。
増水時には川の中に沈みます。
柵がないので、車で渡るのはちょっとスリルがあります。
恋路橋を歩いて渡って恋志谷神社にお参りすれば恋愛成就の御利益アップ!とのうわさもあります。
春と秋の大祭(4月2日、9月2日)には恋愛成就を願う参詣者が訪れるそうです。
近くの寺社 :笠置寺
恋志谷神社
所在地 | 京都府相楽郡笠置 |
---|---|
料金 | 境内自由 |
アクセス | JR関西線大河原駅から恋路橋を渡り、徒歩で10分ほど。 車:国道163号線で南山城村へ。大河原駅の近くから恋路橋を渡ります。 |
駐車場 | 駐車スペースあり。 |
このページをシェアする