高台寺(こうだいじ)Kodai-ji Temple
高台寺さんは北政所ねねと豊臣秀吉ゆかりのお寺。
豊臣秀吉の没後、その菩提を弔うために秀吉夫人の北政所が創建したお寺です。

境内の小高いところに建つ霊屋には、豊臣秀吉と北政所の座像が並んでいます。桃山時代の建築。

高台寺の拝観入口にあたる庫裏の前には高台寺天満宮があり、秀吉と北政所の触れ仏が仲良く並んでいます。
日本の歴史の中でも最も大成功した夫婦と言っても良いでしょう。あやかりたいと願う人も多いはず。
その絵馬はピンクのハート。

日本語だけでなく、さまざまな言葉で恋愛成就の願いが書かれています。
高台寺の桜
桜の季節もたいへん美しいお寺です。このあたりは全体にとても京都らしい風情にあふれ、特に女性観光客に人気のエリアです。
境内に入ってまず最初に出会う桜の景色がこれ。
向こうに見えるのは祇園閣。

そしてメインとなるのは、方丈の庭園の枝垂桜。

素敵なピンクの枝垂桜。

満開になったばかりなので色が濃いです。

クロガネモチも鮮やか。

山肌を這い登るかのような臥龍廊。(実際に歩くことはできませんが。)

ライトアップも見逃したくないですね。
(春の特別拝観:3月中旬〜5月初旬) 枝垂桜が美しい高台寺さんの方丈庭園のライトアップ。
毎年趣向が変わるので、毎年楽しみにしている方も多いでしょう。

写真を見ればド派手ですが、こうなるのはほんの数秒。
ナチュラルな灯りからサイケデリックまで切り替わっていきます。
係の人が「もうすぐシャッターチャンスですよ」と教えてくれます。

高台寺の新緑
5月の良いお天気の高台寺さんにやってきました。
受付を通ってからすぐに見える祇園閣。新緑が爽やかです。

方丈前庭。葉桜コンモリの枝垂桜はゲゲゲの鬼太郎。

春や秋の趣向もいいですが、シンプルなベーシックな枯山水も落ち着いていいですね。

方丈の東側のお庭。

臥龍廊(がりょうろう)。開山堂と霊屋を結ぶ屋根付き階段廊下。エスカレーターっぽいなあ。

青空を映す臥龍池。

竹林は順路の最後のほう。

高台寺の萩
「黄昏や萩にイタチの高台寺」という句は蕪村が高台寺を詠んだ句です。拝観入り口である庫裏前に紅白の萩の花が咲いています。多くはありません。

紅い萩が咲き始め。

高台寺の紅葉
2012年秋の高台寺さんの方丈前庭では龍がウネウネ。
2011年にはとぐろを巻いていました。

苔の上にはドウダンツツジやカエデがしゅわしゅわと赤を添えています。


朝の光に色とりどりの紅葉が美しいです。



臥龍池のまわりのカエデが真っ赤。



開山堂と霊屋を結ぶ臥龍廊。


臥龍廊のてっぺんにも鮮やかなカエデ。

観光バスがどんどん集合してきます!!

紅葉見頃の夜の高台寺さんはたいへんな人気で、拝観券を求める人の大行列ができます。

方丈前庭「波心庭」の灯りは、毎年違った演出がされていますので、リピーターも多いでしょう。

ライトアップは一定ではなく、様々なライトがゆっくりと点いたり消えたりをくり返しています。
写真は全部点いた最も明るい状態です。

鏡のような臥龍池がカエデを映します。
池はどこまでも深いように見え、あまりの美しさに呆然としている人も大勢います。

近くの寺社 :霊山観音
高台寺 宿泊案内と交通アクセス
【宿泊案内】 高台寺を拝観するなら高台寺からすぐの「京料理旅館高台寺よ志のや」に泊まるとよいでしょう。 じゃらんクチコミも90点の高得点。贅と粋を尽くした趣向を凝らした新感覚京料理に舌鼓!
所在地 | 京都市東山区高台寺下河原町526番地 |
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料金 | 大人:600円 (掌美術館を含む) |
時間 | 9:00〜17:00 受付終了 |
アクセス | 市バス「東山安井」下車。東へ徒歩5分 |
駐車場 | 直営有料駐車場あり。駐車券を拝観受付に提示すれば割引があります。 |
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