他の季節なら、京都に観光に来て雨降りだと残念な気分になりますが、梅雨の時期はちょっと違います。
もともとオフシーズンなうえに、雨が降ればさらに外出する人は減りますので、雨にしっとり濡れてあざやかさを増す青もみじや初夏の花々を独り占めできるかもしれません。
6月上旬なら皐月、中旬以降なら紫陽花、半夏生、沙羅、テッセンなどの花が綺麗です。
東福寺
臥雲橋にも通天橋にも屋根がありますから、雨がざーざー降っていても問題ありません。
ところどころに咲く紫陽花もポイントになっています。
大覚寺
傘は要りますが、雨の大沢池も素敵な景色です。
蓮華寺
アクセスはあまりよくありませんが、わざわざ行く価値のあるお庭だと思います。
詩仙堂
ときどき響く鹿おどしの他は静寂の世界。
皐月が終わったあとには紫陽花やテッセンも咲きます。
興聖寺
修行道場らしくお庭の手入れもいつも完璧です。
受付でお願いすればお坊さんに案内してもらうこともできます。
大徳寺高桐院
参道もお庭も緑一色。
雨に濡れればさらに素敵。
萬福寺
京都でも珍しい中国風の建物はなかなか味わい深いです。
予約してゆったりと普茶料理をいただくのもいいですね。
等持院
皐月のころも美しいですが、6月後半には半夏生や山紫陽花も咲きます。観光客の多い龍安寺に近い場所ですが、少し通りから奥にありますので、いつでも人は多くありません。
以下はわたしのおすすめのお寺です。
智積院
美しい庭園は雨の日にはさらに魅力を増します。
皐月のころが最高ですが、皐月が散ったあともやはり綺麗です。
善峯寺
7000株も咲く様子は傘を差してでも眺めたいシーンです。
三室戸寺
服が濡れても歩きたい紫陽花スペクタクルです。
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