金胎寺(こんたいじ)

ちょっとハードな京都のパワースポット金胎寺をご紹介しましょう。
ある程度体力に自信のある方はチャレンジしてみてください。
厄落としもできて、その夜はぐっすり眠れると思います。

宇治田原町と相楽郡和束町の間に位置する鷲峰山(じゅうぶさん)は、山岳霊場の地として長い信仰の歴史を持つ山です。


茶畑ののどかな景色を見ながら、山を登って行きます。

その鷲峰山の山頂の近くに金胎寺があります。

(本堂)

そして、金胎寺の本堂の少し下から東側の斜面一帯が行場になっていて、300円を納めて入場すれば、誰でも行場巡りをすることができます。

行場には奇岩が多く露出し、前半は順路に沿ってどんどんと下って行き、滝や川を経て、後半はひたすら登るというコースになっています。

ところどころ鎖を伝って、猿のように・・・・。

わたしも最初は「笠置寺のコースより少し険しい程度かな?」と思っていましたが、想像していたよりかなりハードでした。
なにより、山登りと違って、前半はどんどんと果てしなく下るのが、後半の登りの苦労を想像させ、つらいです。

京都うらみちあんない』では、こう表現されていました。
「足を踏み外すとそのまま、断崖の奈落の底である。このような場所だらけで、いい加減な気持ちで行くと危険である。本気で修験道である。」

コースは複雑ですが、きっちりと赤いマーカーで岩や木の枝などに印がつけてあるので、迷うことはないと思います。

危険なところでは「右足」「左足」の指定までされていて、1歩目を間違えると登れません(笑

全部紹介してしまうと、これから行く方の楽しみを奪ってしまいますので、興味が湧いたならどうぞ行ってみてください!

戻ってくると「迎え行者」が待っていてくれて、ありがた〜い気持ちになります。


入山は午後2時までに(冬場は午後1時まで)。
2時を過ぎると、お寺の方は「では、お気をつけて〜!」と言い残し、さわやかに去って行かれ、無人になります。
ゆっくり回って2時間くらいのコースです。
両手が自由になる格好で、滑らない靴で。
あるはずの鎖が無いところがありましたので、そこは回り道を選択しましょう。
(2011年9月12日撮影)

岩の隙間をくぐる「胎内くぐり」も。

p.s.
必死に登っているところにスズメバチが飛んできたり、手順通りに手をかけたら赤いアリがわらわらと腕を伝って降りてきたり・・・予想外のハプニングもありましたので、ご注意を!

鷲峰山金胎寺 交通アクセスなど

所在地相楽郡和束町大字原山小字鷲峰山
料金境内自由、行場300円
時間10時〜14時のあいだに入山(11月〜3月は13時までに)
アクセスJR加茂駅からJRバス近城線「原山」へ、そこから徒歩で約1時間
駐車場門前に無料駐車スペースあり(4台分くらい)


このページをシェアする