崇道神社はパワースポットというより・・・怖いところ。
祭神は崇道天皇。
といっても歴史上そんな天皇はおられません。
それは桓武天皇の実弟で、藤原種継暗殺の疑いをかけられ無実を訴えながら絶食死した早良親王のこと。
その死後、都に疫病が蔓延し、桓武天皇の近親者が相次いで死亡したため、親王の崇りだと恐れられました。
怨霊を鎮めるため、後から「崇道天皇」という諡をつけ、都の鬼門にあたるこの地に神社を建てて祀ったという経緯です。
夕暮れの薄暗い時刻とかだと怖いので、5月の快晴の真っ昼間に鳥居をくぐりました。 たしかに、なんだか目がクラクラして軽い吐き気がします。
この先へ進んではいけないような感じです。
霊的な現象というより、急に樹々が空を覆う薄暗い森に入ったことと、一見平坦なように見えて坂の勾配が意外とあることで心臓に負担がかかることによるものではないか・・・(と思いたい。)
モヤモヤした気分のまま長い参道を進み、石段を登って拝殿に辿り着きました。
狛犬も苔むして時代を感じさせます。 神社の方にお話をうかがうと、
「わたしのように凡人はなにも感じませんが、いろんな方がお見えになって『めまいがする』とか『耳鳴りがする』とかおっしゃいます。」
とのこと。
山道を登っていくと、陽が差し込んで、いやな感じがなくなっていきます。
小野毛人の塚があります。
(遣隋使で知られる小野妹子の子です。)
振り返れば少し眺望も開けます。
このまま行くと岩倉へ抜けるそうです。
こんな怖いところでなんですが、
参道わきには良縁を願う双樹があります。
クラクラしながら良縁成就をお願いしてみてください。
近くの寺社 :蓮華寺
崇道神社
所在地 |
京都市左京区上高野西明寺山町34
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料金 | 境内自由 |
時間 | 自由 |
アクセス | 叡山電鉄叡山線「三宅八幡駅」から徒歩10分 京都バス「上橋(かんばし)」下車、徒歩2分。 |
駐車場 | 無料駐車スペースあり(入りにくいですが) |
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