東向観音寺(ひがしむかいかんのんじ)
北野天満宮の境内の隅にあるお寺、東向観音寺は多くの参拝者は寄らずに素通りしてしまうのではないでしょうか。元は西向観音寺と東向観音寺のふたつがあったそうですが、いまは東向観音寺のみが残ります。
境内には大きな石の五輪塔があり、 そのそばに「土蜘蛛の塚」があります。
土蜘蛛の言い伝えは平安時代の話です。 ある晩、原因不明の病に伏している源頼光の枕元に奇怪な法師が現れ、彼を縛ろうとする。
頼光はすかさず名刀を手にするや、法師を一刀両断にする。
消え失せた法師を部下に探索させると、北野の森の大きな塚まで血痕が続いており、その下には巨大な黒蜘蛛がもだえ苦しんでいたという。
黒蜘蛛を退治すると、病も快癒したというお話。
明治時代になってからこの塚が発掘され、土の下から石塔がでてきたのですが、それを自宅の庭に置いた人がすぐに倒産し、次に石塔をもらいうけた人も倒産したので、土蜘蛛の祟りだということになって、元の場所に戻されました。
近くの寺社 :北野天満宮・平野神社
東向観音寺 宿泊案内と交通アクセス
【宿泊案内】 東向観音寺や北野天満宮参拝には、京町家の宿「西倶」に宿泊してはいかが?坪庭や梁、格子窓など京都の町家風情を堪能できる一棟貸切のお宿です。雨宝院のすぐ近く。
西陣町家 西倶
所在地 | 京都市上京区今小路通御前通西入上る観音寺門前町863 |
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料金 | 境内自由 |
時間 | 9:00〜16:30 |
アクセス | 市バス「北野天満宮前」下車すぐ |
駐車場 | 北野天満宮の駐車場を利用(1時間は無料) |
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