高い建物がないこと、朝には比叡山から陽が昇ってくること、真西から見る比叡山の形が良いことなどがその理由でしょうか。
比叡山を借景に取り入れているお庭は多いですが、最も有名な借景庭園は圓通寺の枯山水庭園でしょう。
シンプルで雄大なその景色。
生垣はツツジ、サザンカなどの混ぜ垣だそうです。
圓通寺と比叡山の間は岩倉の市街地なので、宅地開発が進み、家が建つと生け垣の上にニョキッと見えてしまいます。
実際お庭を見ていると、終始ショベルカーの働く音が聞こえ、オレンジのボディーがチラチラと見えていました。
圓通寺側の長年の働きかけで、ある程度の規制には成功したそうで、高層ビルが建つことはないようですが。
8人ほどがお庭を眺めていましたが、みなさん景色になったかのように黙って長いあいだじっとしています。
遠い重機の音以外は風と鳥と虫の音だけ。 美しいところです。
圓通寺の紅葉
圓通寺さんの枯山水庭園は比叡山を借景とする美しい庭園。向かって左手には数本のカエデが植えられており、紅葉の季節には殊更美しい景色となります。
誰もが無言で眺める景色。
畳の上は寒いですが、一番景色の良い位置にはホットカーペットが敷かれていて、長居もできます。
(ひとが多いときは譲り合ってくださいね)
圓通寺の雪景色
圓通寺さんの雪のお庭を見ました。真っ白なお庭を見るのは初めてでした。
予想通り、借景の比叡山はどこにあるやら。
(最後の写真と比較すれば、比叡山の位置がわかります。)
蝋梅にも雪。
近くの寺社 :妙満寺
大悲山圓通寺 宿泊案内と交通アクセス
圓通寺を訪れるなら、ザ・プリンス京都宝ヶ池(旧 グランドプリンスホテル京都)宿泊がおすすめ。歩くとすこしかかりますが、クルマを使えばすぐ。
洛中の喧騒を抜けて、森の中のとっておきの癒しの空間でゆったり。
ホテルへは京都駅から地下鉄で20分。
所在地 | 京都市左京区岩倉幡枝町389 |
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料金 | 大人500円 |
時間 | 10:00〜16:30(12月から3月は〜16:00) |
アクセス | 市バス「深泥ヶ池」下車、徒歩15分 京都バス「圓通寺道」下車、徒歩10分 |
駐車場 | 無料駐車場あり |
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