千本えんま堂(せんぼんえんまどう)
普賢象桜といえば千本通りの千本えんま堂さん。普賢象も二尊院普賢象も満開でとても見事でした。
うつむいた花がギッシリと密集して咲いています。
花のまんなかに象の牙のような緑のものがあり、これが普賢象桜の名前の由来です。
普賢象菩薩はゾウさんに乗っておられるので。
庵主さんがおられて、説明をきくことができました。
その緑のチョロッと出た象の牙は花が白いうちははっきりしていますが、ピンクに変わると退化していくそう。
だから、赤くなった花や落ちた花冠には象の牙はないのですね。
白とピンクの混ざっているところが綺麗です。
ちょうど普賢象の花が落ち始めたところ。
音もなく落ちてくるので、気付かないうちにずいぶんと増えていました。
椿のような落ち方をするこの桜。
並べ方が人為的に感じるかもしれません。
カメラマンが好きなように並べなおして撮っていったりすることも多いようです。
そういえば、庵主さんもひょいひょいと動かしておられました。
自然なら下を向いて落ちるように思いますが、落ちてくるのを見ていると地面で花が上を向くものもけっこうあります。
というわけで、この写真はだいたい自然のままの光景です。
こちらは二尊院普賢象桜。えんま堂普賢象桜よりも花びらがもっと多いです。
境内には普賢象桜ばかりではなく、「関山桜」「琴平」「松月」などの里桜も咲いています。
どの八重桜も花がうつむいているので、陽の当たるところは意外に少ないです。
椿もきれい!
近くの寺社 :上品蓮台寺
引接寺いんじょうじ(千本えんま堂)
所在地 | 京都市上京区千本通蘆山寺上ル閻魔前町34 |
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料金 | 境内自由 |
時間 | 9:00~19:00 |
アクセス | 市バス「千本鞍馬口」徒歩2分 |
駐車場 | 無料駐車スペースあり |
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